しじみに含まれているイノシトールについて

イノシトールは糖類の一種

しじみに含まれている成分の中でもイノシトールは、ビタミンに似たような働きをすることで知られています。
イノシトールは糖類の一種であり、しじみの微かな甘味はこのイノシトールによるものです。
また、イノシトールは糖類でありながら、消化されにくいという特徴があります。
砂糖は体内で吸収されやすいという特徴があるため過剰に摂取をすると余分な脂肪になりますが、イノシトールは体内で吸収されにくく低カロリーという特徴があり、ダイエット中の人には特にありがたい成分です。

イノシトールの働き

次に、イノシトールを摂取することによって得られるメリットについて紹介します。
イノシトールは、脂肪肝の予防やうつ病にも効果的だと考えられており、メリットがたくさんある成分です。

脂肪肝の予防

脂肪肝とは余分な脂肪が肝臓に溜まっている状態のことを指します。
脂肪肝自体は病気ではありませんが、症状が進行していくと糖尿病や心筋梗塞といった生活習慣病を引き起こす危険性があります。
しかも、肝臓に脂肪がついている状態だけでは自覚症状がなく、何らかの病気を発症してから脂肪肝に気付く人が多いため、肝脂肪はとても厄介です。

そこでおすすめしたいのがイノシトールの摂取です。
イノシトールは「抗脂肪肝ビタミン」ともよばれており、肝臓に脂肪が溜まる状態を未然に防いでくれます。
また、イノシトールを含んでいるしじみには、肝臓での代謝や解毒作用を助けてくれるオルニチンという成分が豊富に入っています。そのため、しじみを摂取すれば肝臓にやさしい成分をたくさん摂取できます。

うつ病の改善

イノシトールはセロトニンの分泌を促す効果があるのではないかと考えられています。
セロトニンとは「幸せホルモン」ともよばれている物質で、睡眠障害が出たり、感情のコントロールができなくなったりといったうつ症状が出るときはセロトニンが不足しているサインです。
うつ病を改善する上でセロトニンの分泌を促すことは重要であり、改善にも繋がります。
また、しじみにはトリプトファンというセロトニンの材料になる成分も含まれています。
つまり、しじみを摂取すればイノシトールによってセロトニンの分泌が促され、トリプトファンによって合成されるという相乗効果が狙えます。

まとめ

イノシトールは肝臓や精神の状態を安定させる際に手助けしてくれる成分です。
しじみからイノシトールを摂取することによって、オルニチンやトリプトファンといった他の成分も一緒に取り入れることができるため、必要を感じている方はぜひしじみを食べてみてはいかがでしょうか。