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しじみとあさりの違いについて解説!

しじみとあさりの相違点は多い

しじみとあさりは共通点もあり、同じ「小さい貝」という括りで認識されることが多い食材です。
そのため、具体的にどのような点が異なるのか把握していないという人がたくさんいます。
しかし、両者をよく調べてみるとあらゆる相違点があることが分かります。
そこで今回はしじみとあさりの相違点について紹介します。

見た目が違う

しじみとあさりは、まず見た目が全く異なります。
しじみの場合は、貝殻の色が黒く、柄もほとんど入っていません。種類によっては茶色のしじみも存在します。
一方、あさりの場合はしじみよりも明るい色をしており、茶色や黒、白などの模様が複雑に入っているため、一目で両者を区別することが可能です。
また、しじみとあさりの大きさも異なります。
しじみの大きさは1.5~2センチ程度で、あさりの大きさは3~4センチ程度であるため、あさりの方が大きいです。

属している科が違う

しじみとあさりはどちらも二枚貝(二枚の殻を持つ貝)ではありますが、それぞれ属している科が異なります。
しじみが属しているのはシジミ上科のシジミ科です。
そして、あさりはマルスダレガイ上科のマルスダレガイ科アサリ亜科に該当します。
ちなみに、はまぐりはマルスダレガイ上科のマルスダレガイ科ハマグリ亜科に該当するため、あさりはどちらかというと、はまぐりに近い種類だといえます。

生息場所が違う

しじみとあさりは生息場所も異なります。
しじみが住んでいる場所は、淡水か汽水域(淡水と海水が混じっている場所)のどちらかです。そのため、海では生息することができません。
一方、あさりの生息場所は海の砂の中です。場所によっては潮干狩りであさりを獲ることができる地域もあります。

寿命が違う

しじみとあさりの寿命についても比較してみましょう。
しじみの寿命についての詳細はいまだに不明ですが、10年以上生きることができるといわれています。
私たちが日頃食べるしじみの大きさは約1.5~2センチ程度ですが、捕獲されずにそのまま生き延びた場合、3~4センチもの大きさまで成長することもあります。
一方、あさりの寿命は7~8年ほどです。
しじみよりも短い寿命ではありますが、捕獲せずに放置しておくと最大で6~7センチ程度の大きさまで成長します。

注目されている成分が違う

しじみとあさりは含まれている成分内容が大きく異なります。
しじみの成分でよく注目されるのは、オルニチンとよばれるアミノ酸の一種です。
オルニチンを摂取することによって肝機能の向上や疲労回復、美肌効果などを期待することができます。
一方、あさりの成分で特に注目が集まっているのはビタミンB12というビタミン類の一種で、貧血改善に有効な成分として知られています。
通常、健康的な食事を摂っていればビタミンB12が不足するということはあまりありませんが、何らかの理由で貧血になりやすい体質をしている場合、あさりの摂取は有効です。

まとめ

しじみとあさりは「貝」という点においては一緒ですが、見た目や生息場所、寿命、種類、成分などあらゆる相違点を見つけることができます。
それぞれの特徴を把握しておけば豆知識として披露することもできますし、献立の栄養バランスを考える際にも役立つため、ぜひ参考にしてみてください。