※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

しじみのアミノ酸スコアとは

アミノ酸スコアとは?

アミノ酸スコアとは、タンパク質に含まれているアミノ酸の栄養価を表したものです。
タンパク質は複数のアミノ酸によって構成されています。
アミノ酸には数多くの種類があり、そのなかでも人間の体内で作り出すことができない必須アミノ酸は必ず食べ物から摂取する必要があるため重要な成分です。健康的なからだを維持するためには、十分な量の必須アミノ酸(人間が自力で作り出すことのできないアミノ酸)を含む食べ物を摂取するのが理想的といえます。

FAO(国際連合食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)によって、摂取すべき必須アミノ酸の基準量が設定されており、それに基づいてアミノ酸スコアの数値を算出することができます。
必須アミノ酸は、ロイシン、イソロイシン、リジン、バリン、フェニルアラニン、メチオニン、スレオニン、トリプトファン、ヒスチジンの計9種類が挙げられます。
これら全ての必須アミノ酸がバランスよく含まれていないとアミノ酸スコアは高いとはいえません。
例えば、必須アミノ酸のうち8種類のアミノ酸は摂取量の基準値を十分にクリアしていても、1種類だけクリアしていなかった場合、その食べ物のアミノ酸スコアは満点である100から減点された点数がつけられます。

しじみのアミノ酸スコアは?

しじみはアミノ酸スコア95の数値を誇る食べ物です。
同じ貝類であるあさりのアミノ酸スコアは84、牡蠣は77、帆立は71といった数値であるため、これらの食べ物と比較をすると高い数値であることが分かります。
ただ、大豆や牛乳、卵といったタンパク質をメインとする食材はアミノ酸スコアが100であるため、そのような食べ物と比較をするとしじみのアミノ酸スコアはあと一歩及ばないといった具合です。
ちなみに、大豆製品である味噌はアミノ酸スコアが100であるため、しじみの味噌汁などを食べれば、十分な量のアミノ酸を摂取できます。
他にも、あじやいわしといった魚もアミノ酸スコアが100であるため、しじみの味噌汁にあじやいわしの焼き魚などをプラスすれば、アミノ酸を十分に摂取できる健康的な和食メニューができます。

まとめ

今回紹介したアミノ酸スコアの数値は2018年の段階で出ている数値であり、数年ごとに摂取すべきアミノ酸の量は改訂されるため、今後もアミノ酸スコアの数値に変動はあるといえます。
しかし、しじみに含まれている必須アミノ酸の量が変わるわけではないため、しじみは必須アミノ酸の含有量が高い食べ物だという認識に今後も変わりはありません。
必須アミノ酸の含有量が高い他の食べ物と一緒に組み合わせることによって、より質の良いタンパク質を摂取できるため、健康的な食事を意識している方はぜひしじみを摂取してみてはいかがでしょうか。