冷凍しじみのメリットについて

冷凍しじみにはメリットがたくさん！

一般的に肉や魚といった食材を冷凍保存すると、旨味や栄養が落ちてしまうといわれています。
しかし、しじみにおいてはそうではありません。
それどころか、冷凍することによってしじみに含まれている旨味や栄養の含有量がアップすると分かっています。
しじみにはたくさんの旨味成分や栄養が含まれているため、冷凍保存をして美味しく健康を得るのがおすすめです。
そこで今回は、冷凍しじみにはどのようなメリットがあるのか詳しく解説します。

オルニチンの量がアップ

しじみに含まれている成分の中でも、特によく注目されるのがオルニチンです。
オルニチンとはアミノ酸の一種で肝機能の向上や疲労回復に効果的であり、二日酔い対策用の栄養ドリンクや、疲労回復を目的としたサプリの中によく含まれています。
冷凍する前のしじみにもオルニチンは含まれていますが、冷凍をすることによってオルニチンの量はアップします。
特に、-4度の環境で保管するとオルニチンの量が約8倍に増えると分かっているため、オルニチンのことを考慮すると冷凍環境はベストだといえます。

旨味成分の量がアップ

しじみには、コハク酸やグルタミン酸といった旨味成分が含まれています。
冷凍することによってしじみのコハク酸やグルタミン酸はさらに増加するため、生のしじみをそのまま調理して食べるよりも美味しく感じられます。
また、コハク酸には疲労回復や血流改善の効果が、グルタミン酸には免疫力向上や血圧低下の効果があり、これらの効能も一緒にアップします。

下準備なしですぐに調理できる

生のしじみを冷凍保存する場合、冷凍前に必ず砂抜き(＝しじみが吸い込んだ砂を取り除く作業)をする必要があります。
砂抜き作業は少々手間がかかりますが、それが終わって冷凍保存してしまえば解凍していつでもすぐに利用できるため便利です。
もし、砂抜き作業が面倒な場合は、砂抜きをすでにしてあるしじみを選んで冷凍すればとても手軽に調理できます。

生のしじみを一定期間保存できる

生のしじみをそのまま放置しておくと消費期限の関係上、2～3日程度しか保管しておくことができません。
しかし、冷凍保存をすれば1ヶ月程度は保管できます。
旨味成分や栄養がアップしたしじみを長期間楽しめるため、毎日少しずつしじみを食べたい人にとって冷凍保存はおすすめです。

まとめ

冷凍しじみには特有のメリットがたくさんあるといえます。
どうしても急ぎで生のしじみを食べたいというわけではないのなら、一旦冷凍保存をしてから食べるのがおすすめです。