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しじみの産卵期について

しじみの産卵期は夏

しじみの産卵期は6~9月頃です。
夏の間にメスのしじみが水中へと産卵をし、その卵に向かってオスのしじみが精子をかけることによって受精をします。
この時にメスが産む卵の数は約数十万個といわれており、わずか0.1ミリほどの非常に小さい卵からしじみの赤ちゃんが生まれます。
そして受精から1週間ほどでしじみの赤ちゃんに貝殻が形成され、水底へと沈んで生活していきます。

産卵期のしじみは美味しい

しじみは年中獲れる生き物ですが、なかでも産卵期のしじみは多くのエネルギーを必要とするため身がとても大きく、からだにたくさんの栄養を蓄えています。
しじみは産卵期に向けて、餌であるプランクトンをたくさん食べて、ミネラルやアミノ酸、ビタミンといった栄養豊富で健康的なからだへと変化していきます。
この夏の時期に獲れるしじみのことを「土用しじみ」といい、夏バテ防止に役立つ栄養がたくさん詰まったしじみであることからそのようによばれるようになりました。
しじみは昔から安価で手に入るスタミナ食材として知られていたため、夏にしじみを食べるという習慣は江戸時代よりも前から続いています。

産卵期のしじみをさらに美味しく食べるには

産卵期のしじみにはコハク酸とよばれる旨味成分がたくさん詰まっています。
また、夏バテによる肝機能の低下を改善してくれるオルニチンも含まれており、夏を乗り越えるのにぴったりな食材です。
栄養豊富で味も美味しい産卵期のしじみですが、実はこれをさらに美味しく食べる方法があります。
それは、しじみを一旦冷凍庫に入れるという方法です。
冷凍庫で冷やすことにより、しじみに含まれているコハク酸やオルニチンは増加します。
旨味成分であるコハク酸が増えることによって当然しじみの味は美味しさが増し、オルニチンが増えることによって肝機能への働きも強化されます。

産卵期のしじみはどこで手に入る?

産卵期のしじみは、夏頃にスーパーや魚屋で売られています。
旬の時期ではないしじみと比較をすると大きい身をしていることが、産卵期のしじみの特徴です。
通販サイトでも産卵期のしじみを購入できますが、できればお店まで足を運んで購入した方がより大きいサイズのしじみを自分で選ぶことができるためおすすめです。

まとめ

しじみは一年中美味しく食べられる食材ですが、特に産卵期のしじみは特に栄養が豊富で夏バテにも効果的です。
特に、肝臓の機能が弱った時や、食欲不振になった時は産卵期のしじみを食べてみてはいかがでしょうか。