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ヤマトシジミってどんな貝?

ヤマトシジミは最もポピュラーなしじみ!

日本で獲れるしじみはヤマトシジミ、セタシジミ、マシジミの3種類が挙げられます。その中で最も多く獲れるのがヤマトシジミです。
スーパーや魚屋さんなどで出回っているしじみの大半がヤマトシジミであり、私たちが日頃一番目にすることが多いしじみの種類といえます。
ヤマトシジミは、名前のとおり日本(ヤマト)で一番食べられていることからこのような名前が付けられました。
ちなみに英語だとJapanesebasketclamsという呼び名です。
黒に近い色をした貝殻が見た目の特徴であり、貝のサイズに対して実が大きいです。
また、高級品として扱われているマシジミとは違い、比較的安い価格をつけられているのもヤマトシジミの特徴です。

ヤマトシジミが大きくなるまでの過程

ヤマトシジミが育つのは汽水域(淡水と海水が混じっている場所)です。
汽水域でヤマトシジミの雌が卵を産み落とし、その卵に向かってヤマトシジミの雄が精子をかけることによって受精します。
受精が成功して卵から孵ったヤマトシジミは、まだ貝殻などはついておらずプランクトンのような形をしています。
受精してから1週間程度で貝殻がつくようになり、サイズもどんどんと大きくなってやがて川の底へと沈んでいきます。
そして、貝殻のサイズが12ミリ程度になれば大人のしじみの仲間入りです。
2年で約10ミリ、3年で約15ミリといったスピードで成長していくため、大人のしじみになるには最低でも2年以上は必要です。
ちなみに、スーパーや魚屋さんなどに並んでいるしじみのサイズは約17ミリ程度です。

ヤマトシジミが獲れる場所は?

ヤマトシジミの代表的な産地として知られているのは、島根県の宍道湖や青森県の十三湖、北海道の網走湖などです。
ただし、この3か所はあくまでも代表的な産地であって、それ以外の場所でも獲れます。
例えば、東京都や千葉県、茨城県といった関東地方でもヤマトシジミは収穫できますし、三重県や愛知県といった東海地方で獲れたヤマトシジミも出回っています。

まとめ

ヤマトシジミは全国のさまざまな場所で漁獲できるしじみということもあり、リーズナブルな価格で提供されることが多く、親しみの深いしじみでもあります。
安いからといって栄養が少ないというわけではなく、二日酔いに効果的なオルニチンや、貧血予防に効果的なビタミンB12が豊富に含まれているため、ぜひヤマトシジミを摂取してみてはいかがでしょうか。