※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

しじみに含まれるカルシウムについて

しじみに含まれているカルシウムの量

しじみには100グラムあたり約130ミリグラムのカルシウムが含まれています。
人間が1日のうちに摂取すべきカルシウムの量は成人だと約600?800ミリグラムであるため、しじみだけで1日に必要なカルシウムを補うのはあまり現実的ではありません。
そのため、カルシウムを摂取したいのであればしじみの他に、牛乳やチーズ、煮干し、ヨーグルトといったカルシウムを豊富に含む食べ物もあわせて食べることをおすすめします。
しじみにはカルシウムだけでなく、肝機能を向上させるオルニチンや貧血予防に効果的な鉄分などが豊富に含まれているため、しじみを摂取すればさまざまな栄養と一度に摂取することが可能です。

カルシウムの働き

カルシウムというと、骨や歯を丈夫にするイメージが強い栄養ですが、実は他にも体内のさまざまな場所で必要とされています。そこで、カルシウムの働きについてひとつずつ紹介していきます。

骨や歯を作る

体内に取り込まれたカルシウムのうち、約99パーセントは骨や歯の材料として使われます。
カルシウムを十分に摂取すれば、骨の密度は向上していきます。
反対にカルシウムが不足してしまうと、骨の密度が低下していく骨粗しょう症という病気を招きやすいです。
骨粗しょう症にかかる人は多く、特に女性の場合は高齢になるほど骨粗しょう症になるリスクが高まる傾向にあります。

血液凝固作用がある

人間のからだは出血したときにかさぶたを作る際は、フィブリンやプロトロンビンといった血液凝固因子の他に、カルシウムも必要とされています。
血液中のカルシウムが少なくなると、骨の材料として使用されているカルシウムを削って血液中に回すようにしているため、カルシウム不足だからといって血液が固まらなくなるということはありません。
ただし、血液中にカルシウムを回したら当然その分骨はスカスカになっていってしまうため、やはり積極的にカルシウムを摂取することが重要です。

筋肉の収縮にも関わっている

カルシウムは筋肉を収縮させる場合にも必要な成分です。
体内に摂取されたカルシウムのうち、筋肉に回されたカルシウムはカルシウムイオンという成分に作り替えられて心臓をはじめ、さまざまな部位の筋肉を収縮させてくれます。

まとめ

しじみのカルシウムの量は決して多いとはいえませんが、バランスの良い食事にプラスしてしじみを食べれば、1日に必要なカルシウムの一部を補うことができます。
意識的にカルシウムを摂取しないとすぐカルシウム不足になりやすいため、毎日の食生活の中にしじみを取り入れてみてはいかがでしょうか。