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しじみを砂抜きするには

しじみは砂抜きが必要な食材

しじみといえばお味噌汁や炊き込みご飯といった和食をはじめ、パスタやスープ、ラーメンといった洋食や中華にも相性ばっちりの食材です。
しかし、どんな料理を作るのであっても、生のしじみを使うのであれば必ず砂抜きをしなくてはいけません。
生のしじみは砂を吸い込んでいるため、調理前に取り出す必要があります。この砂を取り出す作業のことを砂抜きと呼びます。
砂抜きを行わずに調理してしまうとしじみと一緒に砂も食べてしまうことになり、ジャリっという砂の食感でせっかくの料理が台無しになってしまいます。
そうならないために、今回はしじみの砂抜き方法について詳しく紹介します。

しじみの砂抜き方法を紹介

まず、大きめのボウルの中に水1リットルと小さじ2杯の塩を入れます。
次に、塩水が入ったボウルよりも一回り小さいザルの中にしじみを並べます。この時、できるだけしじみが重ならないように並べるのがポイントです。しじみが重なっていると、上の方にあるしじみから出てきた砂を下の方にあるしじみが吸い込んでしまうため、効率よく砂抜きができません。
そして、塩水が入ったボウルの中にザルを入れて暗い場所でしばらく放置します。
夏の場合は3~4時間程度、冬の場合は4~5時間程度放置しておきましょう。
上記の目安の時間が過ぎたらしじみを塩水から出して、今度はザルの上を濡れた布巾で覆い、そのまま空気に触れている状態で3~6時間放置します。
最後に、しじみ同士をこすり合わせて表面の汚れを落としたら砂抜き作業は完了です。
ちなみにひと昔前は「しじみは塩水ではなく真水で砂抜きをする」といった記述をしている料理のテキストや教科書が多かったため真水を使っている人も多いですが、しじみの旨味成分であるコハク酸やグルタミン酸といった成分が砂と一緒に流れ出てしまうため塩水での砂抜きをおすすめします。

忙しい人は裏技を使った方法がおすすめ

上記のやり方が正しいしじみの砂抜き方法ではありますが、どうしても時間がかかってしまうというデメリットがあります。
もっと効率的にしじみの砂抜きをしたい場合は、水ではなくお湯を使った裏技を試してみてください。
やり方はとても簡単で、45?50度に熱したお湯をボウルの中に入れて、その上からしじみの入ったザルを置き、約15分間お湯に浸かった状態で放置します。
すると徐々にしじみの貝殻が開いてきて、砂を出すことができます。
ただしこの方法を試す場合、高温すぎるお湯ではコハク酸やグルタミン酸が流れ出てしまうため、お湯の温度に関しては慎重に調整しましょう。

まとめ

しじみの砂抜きをすることによって、砂による不快感を覚えることなく食べられます。
砂抜き作業が面倒な場合は、時間短縮するための裏技もあるため、ぜひ生のしじみを調理する際は試してみてください。